いじめ。―blue―
誰だよ。
そいつ…ムカつく…。
あたしの願い、壊しやがって。
「…部活に協力してもらうことになった、山田茜さんに頼んだわ」
え…茜?
「ちょっと待ってください!茜は…山田さんは、部員じゃありません!」
あたしは必死だった。
当たり前でしょ?
ずっとこのために頑張ってきたの。
夢を見つけられたの…!
「ごめんなさいね坂田さん。けど…今回は諦めて。次回、期待してるわ」
何それ…。
ギュッ
あたしは自分の手を握りしめた。