花言葉 -1つが終わり、1つが始まる-
私の視線に気づいたのか、彼はこっちを見た。
「ほぇ!?あ…えっと…。」
混乱してなにが言いたいのか分からない。
もう、いつもだったらこんなことないはずなのに…。
「っくす、俺鈴木 翔。翔って呼んで。そっちは?」
「あ、鈴村 桜と申します。よろしくです!!」
緊張してか、なにが言いたいのか全く分からない。
そんな私を見てクスクス笑う翔。
心の中で呼び捨てにしているが、まだ何も言えない。
「桜はさ、どこ中?」
いきなり呼び捨てで呼ばれ、少しずつおさまってきた胸の高鳴りはまた最高潮へと達した。
「あ…鈴蘭中です。」
「あー、結構都会だね。ってヵ敬語じゃなくていいよ。同い年なんだから。」
「あ、はい。ぢゃなかった、うん」
今は入学式の真っ最中だって言うことも忘れて翔とのおしゃべりに夢中になっていると、約2時間という長い入学式は終わり、クラスへ戻った。
「担任の森本 香澄といいます。では出席番号順で自己紹介をしてください。
自分の名前とか、自己PRそのほか中学での事とかで、じゃあ1番」
だんだんと自己紹介が過ぎていき今は私の2個前の由宇だ。
「佐々木 由宇です。中学の時部活はバスケだったんで、高校もバスケのつもりです。よろしくお願いします。」
はっきりという由宇は由宇の性格そのものを出しているかのようで、
由宇も麻凛も季柚もみんなみんないい友達になれそうだ。
がたっと横で物音がして、翔が立つ。
「鈴木翔です。中学は鹿先中で、部活は弓道部に入っていました。この学校では弓道か空手で迷っています。以上です。」
どうしよう。どうしよう。
まだ言いたいこと決めてないよ。
翔はもう、席に座っている。
早くしないと…。
「す、鈴村 桜です。桜という名前の由来は4月4日生まれで誕生花がサクラだったからです。ちなみに、花言葉は精神美、優れた美人。ま、本当になれるかは分かりませんが…。」
どっとクラス全体が笑いだした。
なんでだろう。
ま、いっか。
「じゃあ、もう桜は16歳なんだ?もう、結婚できる年だね?」
「え…あぁ、うん!!」
突然翔から変な話をされて声が裏返ってしまった、
「ほぇ!?あ…えっと…。」
混乱してなにが言いたいのか分からない。
もう、いつもだったらこんなことないはずなのに…。
「っくす、俺鈴木 翔。翔って呼んで。そっちは?」
「あ、鈴村 桜と申します。よろしくです!!」
緊張してか、なにが言いたいのか全く分からない。
そんな私を見てクスクス笑う翔。
心の中で呼び捨てにしているが、まだ何も言えない。
「桜はさ、どこ中?」
いきなり呼び捨てで呼ばれ、少しずつおさまってきた胸の高鳴りはまた最高潮へと達した。
「あ…鈴蘭中です。」
「あー、結構都会だね。ってヵ敬語じゃなくていいよ。同い年なんだから。」
「あ、はい。ぢゃなかった、うん」
今は入学式の真っ最中だって言うことも忘れて翔とのおしゃべりに夢中になっていると、約2時間という長い入学式は終わり、クラスへ戻った。
「担任の森本 香澄といいます。では出席番号順で自己紹介をしてください。
自分の名前とか、自己PRそのほか中学での事とかで、じゃあ1番」
だんだんと自己紹介が過ぎていき今は私の2個前の由宇だ。
「佐々木 由宇です。中学の時部活はバスケだったんで、高校もバスケのつもりです。よろしくお願いします。」
はっきりという由宇は由宇の性格そのものを出しているかのようで、
由宇も麻凛も季柚もみんなみんないい友達になれそうだ。
がたっと横で物音がして、翔が立つ。
「鈴木翔です。中学は鹿先中で、部活は弓道部に入っていました。この学校では弓道か空手で迷っています。以上です。」
どうしよう。どうしよう。
まだ言いたいこと決めてないよ。
翔はもう、席に座っている。
早くしないと…。
「す、鈴村 桜です。桜という名前の由来は4月4日生まれで誕生花がサクラだったからです。ちなみに、花言葉は精神美、優れた美人。ま、本当になれるかは分かりませんが…。」
どっとクラス全体が笑いだした。
なんでだろう。
ま、いっか。
「じゃあ、もう桜は16歳なんだ?もう、結婚できる年だね?」
「え…あぁ、うん!!」
突然翔から変な話をされて声が裏返ってしまった、