【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜
小さなドアの隙間からだと外側の様子はわかりにくかった。しかし、何かが動いてることは分かった。
佐藤 愛理
「何これ…?
動いてることは分かるが暗闇で認識は出来なかった。
目をこらして、じっくりと外の様子を伺った。
佐藤 愛理
「きゃあぁぁ!!!!
突然の悲鳴に全員が驚いた。
早川 信太郎
「愛理さん!!
愛理はドアの前で尻餅をついた。
佐藤 愛理
「いいい…ま、今!!ドアの外に誰かが…目が…片方の目が潰れた女の子が!!
近くの木の棒を持って、紫流はドアを力一杯蹴り飛ばした。
紫流 彰
「……誰もいないぞ…。
さらに廊下に紫流は足を進めた。
……………ビチャ…。
紫流 彰
「…………ん?
紫流は足元に何か冷たいものを感じた。足元を確認した。
紫流 彰
「……誰か懐中電灯を持って来てくれ。
六十地 美月
「う…うん、分かった。
部室から出た美月が懐中電灯を持って紫流に渡した。
電気をつけて足元を照らした。
紫流 彰
「………………。
六十地 美月
「どうした……の…あ…!?
部室の前には血溜まりの池が出来ていた。