【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜
六十地 美月
「ち、…血な…の?
紫流 彰
「あぁ…かなりの量だ、下手すれば致死量だ。
早川 信太郎
「どうしたんだい!?何か見つかった?
小森 亮
「紫流先輩、美月先輩。大丈夫ですか!!
愛理を支えるながら小森が部室から出てきた。
勝又 莉奈
「なになに!?なんなの?
莉奈は持っていた懐中電灯を美月たちに向けた。
勝又 莉奈
「きゃ!?血…?
早川 信太郎
「いつの間に…そんな大量の血が……。
小森 亮
「……………………。
6人は唖然と足元の血溜まりを見た。しかし、よく見るとその血は下駄箱のほうに引きずられていた。
紫流 彰
「この血…入口の方に引きずられてる…。
六十地 美月
「これって…『キラービー』の仕業…?
突然と小森は声をあげた。
小森 亮
「に…逃げよう!!…誰か呼ばないと。
支えていた愛理を置いて、近くの窓を開けようとした。
小森 亮
「あれ…開かない?開かないぞ!!
小森は窓を引いたり、押したり、叩いたが窓は開かなかった。
小森 亮
「くそ……どういうこ…
紫流 彰
「……退け、小森。
紫流は持っていた木の棒を窓にたたき付けた。