【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜
早川 信太郎
「これは…。
紫流 彰
「部長、分かるだろ?『キラービー』は実在する………現にさっきの左手が無いあいつは『男子生徒腕切断事件』で死んだ『滝口 耕太』だ!!
早川 信太郎
「……………っ!!
紫流 彰
「つまり…学校で徘徊してるのはあいつ以外にも何人かいるはずだ!!小森を捜す暇はないんだよ。
早川 信太郎
「それは分かったけど…。
紫流 彰
「…………それに早く助けを呼んだ方が小森の生存率があがる、ここは迅速に職員室に行くべきだ。
早川 信太郎
「…分かった、準備が出来たら職員室に向かおう。
紫流は持っていた手帳を胸ポケットにしまった。
紫流 彰
「小森も馬鹿じゃない…今頃は何処かに隠れているはずだ…。
六十地 美月
「紫流君、部長……。
紫流 彰
「美月…お前、大丈夫なのか?
フラフラにしながら美月は申し訳なさそうに近づいて来た。
六十地 美月
「うん…それより…今日のことを謝ろうと思って…。