【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜
Act,1『片手ノ少年』
校内 西側通路 廊下
一長い廊下は非常灯と月の光が照らし、不気味な雰囲気を漂せていた。
6人は早足で廊下を歩いた、不気味な雰囲気と暗闇が広がり場所に背を向けている恐怖に背筋が凍った。
六十地 美月
「不気味…何か嫌な雰囲気。
勝又 莉奈
「みーちゃん…恐いこと言わないでよ。
6人は黙々と歩き、直ぐに部室の前に着いた。
馴れたように部室のダイヤル式の鍵を早川は開けた。
佐藤 愛理
「ふぅ…着いた。
全員は安堵の声を漏らした。
小森 亮
「とりあえず安心ですね。
紫流 彰
「莉奈、また電気付けるなよ…。
勝又 莉奈
「もぉ…二度も三度も間違えないよ…。
背負っていたナップサックを莉奈は机に置いた。
六十地 美月
「……とりあえず…何処を調べますか?
佐藤 愛理
「んーんー、前の事件現場に行ってみる?
早川 信太郎
「あれは『キラービー』に関係あるんですか?まぁ行く案には賛成ですが。
六十地 美月
「そうですね、まずは準備しましょうか…。