叶わない恋
「へっ、まぁ、なんとかすればー?」


にやっと勝ち誇ったような顔をして逃げていく涼


どうしてやろう、あの野郎・・・


まぁ、また引っかかった私も悪いんだけどさ?



「ねぇ、憂?相談あるんだけど」


こういう場合は・・・友達を使うべきだ・・・よな?



「あ?なんだよ」


少し不機嫌な声で言う


こ、怖い・・・


怒ったときだけは何も言えなくなる



「ぁ、あー、せ、先生来たから後で言うわ・・・」



不思議そうな顔をしながらもうなずく


さぁ、逆襲だぞ、涼・・・





このときからなんだ、今思えば―――――


もうあなたは私の心に入り込んでた
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