今日もアオゾラ、お元気ですか?
「始業式のあとあたし、合コンみたいのに行ったんだ。合コンっていってもカラオケでわいわいするだけなんだけど」


始業式のあと、ある1人の友達に誘われたのがきっかけ。




その子は、ユカといって、すごくモテてた。




すっごくかわいくて、頭もよくて、運動もできて・・・




完璧な女子だった。





「え・・・カラオケ?」


「うん、妃那もどう?」


「あたしはいいよ?」


「はい、決定~♪じゃあ行こっか!」


「うん!」



カラオケには3人の女子と、途中から来た3人の男子で行った。



「ユカ、男子も来るなんて聞いてないよ?」


「カラオケに女子3人じゃおもしろくないでしょ?だから男子も呼んだの」


「あ・・・そうなんだ」


あたしが言うと、ユカの口調が変わった。


「何?気にくわないの?なら帰る?帰ったってユカたちは痛くもかゆくもないけど?」



「あ、ううん、そんなんじゃないから。だた緊張してるだけ」


あたしがそう言うと、態度がまた戻る。


ユカがあたしのことどれくらい嫌いってのは、たかが知れてる。



だけど、もしあたしが一言でも反対意見を言ったらどうなるだろう。



そんなこと、怖くてできるわけがない。
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