今日もアオゾラ、お元気ですか?
「ね!次の駅がコールされてから、風景が一変するの!! よく見てて!」
景色が一変・・・
気になる~!!
『次は~、○○~○○~』
その駅名がコールされた。
みんないっせいに窓の向こうを見る・・・
「「「「わあぁぁぁ――!!!」」」」
キレイって言葉だけじゃ表せられない!!
目の前に広がっているのは、真っ青の海、海、海!
遠くのほうで、カモメが何羽か悠々と飛んでいる。
「ほら、あっちもみて!」
え?
反対側も見てみる。
わぁ・・・
海の反対側は、畑とか田んぼが広がっている。
「すっげ―・・・チョー自然にかこまれてる!!」
「でしょ!? ここらへんに住んでる人たちの平均寿命は県内1位なんだよ!」
すごいなぁ・・・あたしも長生きしたい!!
すると、慶悟が耳元でつぶやいた。
〝ここに住めば、一生智夏と一緒だな〟
え・・・
一生一緒・・・
そんな嬉しいことない!!
あたしは照れながらうなずいた。