今日もアオゾラ、お元気ですか?

慶悟の真剣な眼差しを見て、少し安心した。



「昼、買ってきたから。まだ顔合わせづらいだろうから、ここで食べよ」



「うん」



慶悟は多分知ってるんだ。



妃那とケンカしてることとか、浮気のこととか。



「ねぇ・・・清水くんって浮気・・・してないよね?」



うん、って言われたらどうしよう・・・



妃那と清水くんの関係が壊れちゃう・・・



「大丈夫。春祐が想うのは、竹下だけだ」



慶悟が即答した。



それに安心して、また泣く。



「智夏、今日は泣いてばっかりだな」



「あぁ・・・そうだね。どんどん水分が減っちゃうね」



泣きすぎて、死んじゃうかもね。



ないと思うけど。



「もう、智夏が泣かないようになるおまじない」


「え、何々?」


「目、とじて」


言われるがままに目を閉じると・・・



「・・・ッ//」



あたしの目に、慶悟の唇が触れた。
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