今日もアオゾラ、お元気ですか?
「慶悟ー!!」



「春祐!遅くなってごめんな!」



春祐くんの隣には、妃那がいた。



だけど、さっきとは何かが違う。



「智夏!」


「妃那・・・さっきはごめんね」


「ううん、あたしこそ・・・あのさ、浮気じゃなかったんだ」


「え?」


「春祐はこれのためにそっけなかったりしてたんだって。バレたくなかったから」



妃那はそう言って、左手を見せた。



そこには、きらきらと輝く、リングがあった。



「結婚しようって言われた」



「うそ・・・よかったね!!!」



別れなくて済むんだ・・・ホントよかった・・・



「ハックシュン・・・」



妃那がかわいいくしゃみをした。



「妃那、寒い?慶悟、俺ら先に戻ってるわ」


「おぅ、了解」



将来を約束した2人は共に別荘へ戻った。
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