今日もアオゾラ、お元気ですか?

「はー、今日はいろいろあったなー・・・」



妃那は浴槽につかりながら言った。



「智夏、今日はごめんね・・・ついカッとなっちゃって・・・」


「ううん、あたしこそ・・・」


「ま、結果よければ全て良しだよね」



そうだよね~なんて言ったあと、あたしはあることに気づく。



「妃那・・・それ・・・もしかして・・・」



体験したことがないあたしでも分かる、それ。



「へ?何かついてる??」



あたしは無言のまま、自分の首筋を指さした。



妃那も気づいたのか、苦笑いを浮かべ、鏡を覗いた。




「・・・春祐のやつぅ~・・・」


「それってー・・・キスマーク・・・だよね?」


「そういえばさっき、魔除け的なこと言われたような・・・」




妃那も、体験してるんだ。



いつかあたしにも来るのかな・・・そういう日が・・・



キスマークをつけられてム~っとなってる妃那だけど・・・



最後のほうは、幸せそうに笑っていた。
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