今日もアオゾラ、お元気ですか?
「「ぃやっふぅ~!!!」」
相変わらず、春祐くんと妃那はテンションが高い。
元気だなぁ~ホント。
後でバテないと良いケド。
「慶悟~、妃那と春祐くんが先に行っちゃったぁ。早く行こ??」
「おぅ!」
「あぁ~、どんなところだろう!前見た夕日みたいなところかなぁ・・・。とにもかくにも見たい!!ね、慶悟!」
あたしは慶悟のほうを向いた。
はずだった。
隣にいるはずの慶悟が・・・いない。
「あれ、慶悟??・・・慶悟―!」
どこ行っちゃったんだろう・・・
あたし早く行きたいのに・・・
ていうか、早く行かなくちゃ妃那たちが行っちゃう!
「慶悟―!!どこ行っちゃったの―??」
全くもう・・・
あたしは来た道を引き返した。
しばらく歩くと、何かの物体が道にある。
まさか・・・ね・・・、慶悟なわけないよね・・・??
そう思っても、その何かに向かって歩くスピードはどんどん早くなっていく。