今日もアオゾラ、お元気ですか?
知らない間に、涙がわんさか出てくる。
まだ慶悟って決まったわけじゃないのに・・・
でも・・・分かってしまった。
あの服装、あの髪型、あの愛しい姿・・・
間違いない・・・あれは・・・
「け・・・けいご・・・?慶悟!!!!どうしたの!?!?!?め・・・目開けてよ!!!ねぇってば!!!」
慶悟・・・何で起きないの??
さっきまで行こうって言ってたじゃん!!!
「ねぇ・・・こんなとこで寝てないで、早く妃那たちのところに行こう?おいてかれちゃうよ・・・ねぇ慶悟!!!!!」
「智夏―――!!!」
あたしの叫びが遠くのほうまで聞こえたのか、妃那たちがこちらへ向かって走ってくる。
「ひ・・・ひなぁ・・・っ慶悟が・・・動かない・・・目・・・あけないのぉ・・・・・」
「うそっ・・・慶悟くん!!!!」
「おい慶悟起きろ!!!・・・妃那・・・救急車呼べ・・・早く!!!!!」
「は、はい!!」
妃那はどこかへ電話をしていた。
ありえない・・・慶悟は今から山に行くんだよ??
「ねぇ・・・山行くんだよね・・・行くって言ったよね!?!?!?」
どれだけ叫んでも、ゆすっても・・・慶悟に反応はない。