今日もアオゾラ、お元気ですか?

「こっちです!!!」


知らない間に救急隊が来た。



何で・・・何で救急隊がいるの?


誰か倒れたの??


道ばたで寝ている人をみる。


あぁ・・・誰か倒れてる・・・誰だろう・・・。



「では誰かついてきてもらえますか?」


「え、あぁ・・・智夏・・・行こう?あたしも行くから。春祐は・・・えっと・・・」


「いいよ。俺は慶悟の親御さんに連絡する。慶悟を頼むよ」


「うん・・・智夏、行くよ」



妃那に腕を引っ張られる。


どこ・・・いくの?



それからあたしは何故か救急車に乗せられて・・・


しばらくしたらどこかの病院について・・・


多分、そこの待合室で待たされて・・・




「智夏?」


「・・・ここ・・・どこ?あたしたち、何してんの?あ、慶悟は?」


「智夏・・・覚えてない・・・?」


「・・・ねぇっ・・・慶悟は?・・・けっ・・・けいごはぁ??・・・会いたいよぉ~・・・慶悟ぉ~・・・」


「智夏・・・慶悟くんは今、必死に頑張ってる。だから・・・智夏も応援しよ??あたし・・・智夏がどんなに弱音を吐いても受け止める。離れてって言われても離れないよ」



「・・・ありがと・・・妃那・・・本当に・・・ありがとぅ・・・」
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