今日もアオゾラ、お元気ですか？

『･･･お母さんは･･･幸せだった？まだみんなが一緒に暮らしてたとき」





『えぇ、それだけは自信を持って言える』





『そっか･･･。お母さん、あたしを命がけで産んでくれてありがとう。おかげでこんなに大きくなれたよ。そのくせ、何もお返しできなかった。だから･･･お父さんと一緒に幸せに暮らして･･･？』







「･･･お母さん、今朝出て行ったよ。･･･あ･･･あたし･･･どうすればいいのっ･･･」





もう誰もいない。





あたし･･･完全にひとりぼっちだ･･･。





耐えらんないよ･･･こんな生活･･･。





溢れ出す涙は止まることを知らない。






すると、慶悟はギュっと、でも、優しくあたしを抱きしめた。






「智夏、よく頑張った。俺が･･･俺が智夏を守る。俺は絶対離さない。誰がなんと言おうと･･･絶対に離しはしない。約束」





「･･･うん！ありがとぉ･･･」





さっきとは違う涙が頬をつたう。





冷たい涙でなく･･･温かい涙が･･･。