今日もアオゾラ、お元気ですか?
「うわ、もうこんなに暗いじゃん」





いろいろ考えてると、日が暮れるのは早い。





帰らなきゃ。





のろのろと、その場から立ち上がり、家へと向かった。





と、その時。





「智夏」





なつかしい、その声に思わず振り返る。





「慶悟・・・何でこんなところに・・・」





「智夏を待ってたんに決まってんだろ」







やっぱりキミは優しいね。






しばらくその優しさに頼らせてね。





あたしが・・・







慶悟の家を出るその日まで・・・。
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