今日もアオゾラ、お元気ですか?
「藍川、待ってたで。B組終わんの遅いなぁ」


仕方ないじゃん、あの熱血ヤローなんだから。


「まぁええわ。始めよか」



西沢さんが言い終えたのと同時に違う制服を着た男子があたしの腕を掴んだ。



「痛・・・」



「お前が悪いんやで?・・・何か言い残すことある?」




「最後に聞きたい。あなたは慶悟の元カノ?」




「そうやで。ウチと慶悟くんは付き合ってた。やけどな、ある日別れてって言われてんかぁ。その後、慶悟くんとお前が一緒に歩いてんの見た。カワイイ人やったら許すけどお前みたいなブスが慶悟くんの隣歩いてんのムカツクんじゃボケ!!!!」



「それだけ?」



「はぁ!?」




「それだけの理由でこんなことするの?」


「それだけって・・・お前なんかにウチの気持ちなんて分かるか!!!」



「分かんないよ、これっぽちも。でもさ、好きなら正々堂々としようよ。こんな卑怯な手使って慶悟はどう思う?」



「うっさいねん、黙っとけや!!!!」




西沢さんが言ったあと、男2人はあたしを掴む力を強くした。




もう、骨が折れそうなくらい。




正直、もう無理だと思った。
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