今日もアオゾラ、お元気ですか?
☆慶悟side☆




3時間目は歴史Ⅱかよ・・・




俺は落胆した。




俺は200年前の歴史は苦手だ。




やっぱり歴史といったら、飛鳥時代だろう。






あの時代の建造物や書物を見ていると、何だか興奮する。







「慶悟、お前最近アップダウン激しくね?」




春祐が言った。



そんなに激しいか?




「俺、そんな気しねぇけど?」




「自分じゃ気づいてねぇだけだろ?・・・ん、あれもしかして・・・」




春祐の言葉に俺はふとドアのほうを見た。





間違いない、あれは智夏だ。





智夏も俺の存在に気づいたらしい。




こっちを見て、そらそうとしない。
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