料理店


中指が、触れて――――掴んだ!


そのまま、浩二を思い切り引っ張る。

「お姉ちゃぁん!」
「ほら、早く逃げるよ!!」

泣きべその浩二を引きずるように、小夜は走った。


「二人とも、大丈夫!?」
「なんとか。」

母は顔を歪めた。



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