料理店


「うわああぁぁあぁん!!!!」
「……浩二っ、泣いたって仕方な……」


嗚呼、何ということだろう。

小夜の後ろには、もう誰もいなかった。


「はあ……っ、はあ……っ!!」

唇を噛んで、涙を押し込めた。

でも、流れる涙は止まらない。


「こう、じ……っ、お母さ、ん……!!」


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