偽恋愛=ギレンアイ=
「ぇーでも…保留はぁ?」

李下が聞いた。



「保留なんて、もう待つ必要ねぇだろ?
 俺と幹。李下と永良。これでいいじゃん。」

洸が冷たく言った。





確かに…
本来ならこれでおめでとう。
っと、場の空気は和むはず。


でも今は全くの逆。
場の空気は南極の様に冷えている。

「困るよぉ。待ってもらわなきゃ」





李下はこんな奴じゃなかったのに…。









俺も…こうなることを望んだわけじゃなかった…。

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