スキだけど、でも。
沙羅ー!!!
あたしはお母さんに呼ばれた。
あたしはニコッってお母さんのとこまで走って行った。
お母さんのところまで行ってすぐ
「お母さん?あたし何かあったの?」
「何言ってるのよ~
沙羅はただの風邪よっ
あっでも明日ね
風邪が長引くといけないから
大学病院まで検査しに行くからね~。
沙羅は風邪の少しヒドイくらいだから
心配しなくていいわよ!」
「あっそうなんだ。
わかった!!」
「ほら
早く行くわよ~。
「うん!」
・・・でもね、
あたし気付いたんだ。
お母さん嘘ついてるって。
あたしの家族は何故か嘘をつくとき
笑うんだ。
それをお母さんが今あたしに向けたんだ。
あたしのなかで何かあったんだ。って思った。
何もなければ風邪ごときに大学病院なんて行く必要ないんだよね・・・
あーぁ、
もう今日は何も考えたくないな・・・
あっ。
病院から帰ってきたのが朝10時だったから、もう昼の2時じゃん。
って・・・
もう5時間もたってる・・・
そんなに考えてたんだ・・・
早いけど寝よ。