カモミールに恋して

「…―い ぉ―い 夏花??」

耳元で声がして 目が覚める


「ぼ―――っとしてるから

どうしたの??」


あたしは慌ててメモ帳に書いた

『なんでもありません』

「そっか!!」

そう言ってまた歩き出した


「そうだ!!

せっかくだし 俺のとっておきの場所 行く??」

あたしは深く頷いた


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