カモミールに恋して
「俺さ…昨日夏花に渡された文みて
考えたんだ。
けど、どう考えても 分からなかった。
夏花が俺に何を伝えたいのか、
俺はどうすればいいのか…
ただ一つ感じたのは
誰かに助けてほしいって思ってること。
俺は、夏花が何から助けてほしいのか
正直わかんねぇ…。
けど、俺に力になれることがあるんなら
俺はなんでもする。
夏花――――――
俺、夏花のこと…
好きなんだ――――――」
連夜くんが話終えた瞬間、
あたしの目から暖かいものが溢れ出した。