アストロ☆ガール
「できたわ♪」
『…へ??』
「後は美並が飾り付けてね…お母さんはお父さん起こしてくるからっ」
『…早いね…』
「だって主婦だもの」
隣でスポンジケーキに生クリームを真剣に絞ってたお母さんは跳ね上がるような高い声でケーキの出来栄えを見ると装飾用のフルーツやチョコペンを出して
あたしの肩を叩いてからエプロンを脱ぎ捨ててリビングを出て行った。
残された独りぼっちのあたしはまだ終わってない料理の方を仕上げる為にまたフライパンに向き直った。
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