人間の身体と夢は反比例である。


『はぁ?』




「だーかーらぁ!
うるさいって言ってンだよ!
一々何なの?
彼らがあんたに何かしたの?
ねぇ!
答えてよ!
答えてろよ!

………黙ったままじゃ!
黙ったままじゃ解んないんだよ。
答えろって言ってンだろ!?


しかも…しかも
金井くんの……
金井くんの事、悪く言うな!
金井くんの事、何にも知らないクセに!
っざけんな!」



そう吐き捨てた後に
一回肩で息をして
教室から逃げるようにして飛び出した。





十年間隠し続けてきた想いは
一気に出ていった…
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