人間の身体と夢は反比例である。


『…でさ〜。
 マジであの曲好き!』


千華は楽しそうに話していた。


『どったの?有歌?』


「ん〜。」
……ダメだ…聞こう!


「《戸狩くんのお嫁さん》って、
いつから諦め…『諦めてないよ。』


「そっかぁ。
 って、えぇ!?
 もぉー、冗談キツいよ…」


…その時の千華の真剣そうな顔は
今でもあたしの目に
焼き付いている。


『だって、諦めてないもん。』



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