放課後姫とヤンチャな騎士
「…お前は元気だなぁ。」


剛志は苦笑いを浮かべた。


「剛志の事だから、クラスの展示に参加してないんだろ?」


「…展示?
何やんのかなぁ…」


「頼むよ…」


陽太は呆れたように笑った。


「じゃあ俺が一緒に回ってやるよ♪」


「…良いよ別に。」


「だめだめぇ♪
ちゃんと楽しまなくちゃな?
俺当番が3時からだから。
それまで回って、そっからは俺の教室にいればいいじゃん?」


「陽太んとこは何やるんだよ?」


「カフェ♪」


ありきたりだが、時間を潰すには調度良い。


それにうまくいけば、乃里子と会えるかも知れない。


「…分かった。」
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