放課後姫とヤンチャな騎士
「だからぁ!
なんでここにコイツらがいるんだ!?」


剛志は乃里子を問い詰めるように見つめた。


「…さぁ?」


「さぁ?だと!?」


剛志は、首を傾げる乃里子の顔に近付いた。


「はいはい、そこまで。
剛志、乃里子に迫るの禁止ね?」


未来は剛志を突き放すと、乃里子を庇うように立ちはだかった。


「未来…
お前どういうつもりだ?」


剛志は未来を睨みつけた。


「まぁまぁ剛志落ち着けって、な?」


「な?じゃねーよ!」


未来と剛志の間に入った陽太の頭に、剛志は机の上にあった新聞をたたき付けた。


「痛ーいっ!!」


陽太が涙目で訴えた。
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