放課後姫とヤンチャな騎士
「もうっ!
陽太に当たるの禁止っ!!」


未来はそう言いながら陽太を抱きしめた。


「なんだお前ら…
ん?
まさか…」


「えっ?
そういうこと??」


剛志と乃里子が呆然としていると、未来と陽太はへへへとニヤけた。


「お前らいつの間にっ!?」


「まぁ…
文化祭がきっかけで…」


「昨日かよっ!!」


恥ずかしそうに笑う陽太に、剛志は呆れたようにツッコミを入れた。


「だから、俺は未来のいる所に現れるのだ♪」


得意気に言う陽太に、剛志はため息しか出なかった。


「未来、私聞いてないよ!?」


乃里子は拗ねたように言った。


「ごめーん♪
もう言ったつもりになってた。」
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