放課後姫とヤンチャな騎士
「隆晶、頼んだって何だよ?」


剛志は怪訝そうに眉をひそめた。


「乃里子と剛志の事は喜ばしい事だ。
だが…
部室で二人っきりにしておくほど、俺は心が広くないって事だ。」


隆晶が自慢気に言うと、剛志はガクリと肩を落とした。


「剛志、約束は健在だからね?」


「あぁ…
はいはい。」


隆晶の言葉に、剛志は面倒臭さそうに返事をした。


「ねぇ…
二人ともいつからそんなに仲良くなったの?」


「「えっ!?」」


乃里子の不機嫌そうな声に、隆晶と剛志は気まずそうに顔を見合わせた。


「それに約束って何?」


乃里子は睨むように剛志と隆晶を見た。
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