教室片隅系会長の秘密
「おお、よく来てくれたね、川本君」
あたし、こいつ苦手・・・
「はい、用件は何でしょうか、校長先生。」
「実はな・・・・・」
「えっ・・・・・・!!」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「・・・ついに来てしまった・・・」
あたしの目の前に広がるのは・・・
「私立聖光学園(しりつせいこうがくえん)」である。
「私立聖光学園」・・・それは、金持ち過ぎ学校。
学校の大きさは、東京ドーム2個分とほぼ同じ大きさだ。
なんか、よく分からない金像とか建ってるし・・・
ってかなんで、あたしがここにいるかというと・・・
「実はな・・・君には聖光学園にいってもらおうと思う。」
「えっ!聖光って、あの超金持ち校の!?」
「そうだ。」
(まじで~!?トイレがきれいらしいし・・行ってみたい・・あ、そうだ!)
「あたしの家、そんな金はありません!」
きっぱり言った。でも、校長先生はこのことを聞くとニンマリし・・
「大丈夫だ!」
と言い切った。
「いやいや、そんな本当にお金ないんです~」
「聞いてくれ。実はな、聖光学園では3年に一度だけ我が学校のような
ごく普通の学校から代表者が1名行くことになっており、それには条件がある。
川本君、君は1年の時からずっとテストで一位だろ。テストでずっと一位を
とり続けることが、条件なんだ。