素直になれなくて


「へ?!!」

ビックリして.声が裏返ってしまった。


「で〜?誰なのよぉ〜?」

なっチャンがニヤニヤしている。
ひかるは、真っ赤になって
動揺している。

周りは、
「ひかに、先越されたぁ!!!!」

「え!?誰?!男!?ひかに?!キャ――!!」

「まぢかよ!掘に男だってよ!!」

「ひゅ〜〜!!」


なんて、野次がとんでいる。

「で?あの男子は、何者〜?」

「べ…別に関係ないぢゃん!!」

とっさに、言ってしまった。

ただ、『幼なじみだよ。』って
言えばいいだけなのに。

言えなかった。



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