素直になれなくて
「ちひろ...?ゴメ..」
『よかった。』
「へ?なんで...?」
『学校にいないって聞いたから
何かあったんじゃないかって
すげぇ心配したんだよ。バカ。』
「ごめんなさい...。」
『謝んなって。別に怒ってねぇから。』
「うん...。ありがと...。」
「今日のひかるちょっとおかしいぞ?
熱でもあんのか?』
「うぅん...。なんでもないよ。
ぢゃあ、またね。」
『お...。おう!ぢゃあまたな!』
―――ブチッ―――
ひかるは電話を切ったあと
お母さんに、
「明日、休むね。」
と、だけ言って自分のベットに
寝転んだ。