素直になれなくて
「まぢだ!
ぢゃあな!ひか♪明日は、
学校来いよな♪」
「分かってるよ!」
直は、ひかるの家の玄関を開けた。
「ぢゃあ、またメールすっから。」
「うん。来てくれてありがと!」
「おぅ。」
直は、照れたように
顔をひかるから反らしながら
―――ガチャ―――
ひかるの家を、あとにした。
「......バレてないよね..?」
嘘の笑顔を見せた事。
本当は、明日も学校に
行きたい何て思ってない。
今日、来てくれたのが
『直』ではなく、『ちひろ』だったら
って思ってしまった事。
「バレて..ない....よね....。」