素直になれなくて



「まぢだ!
ぢゃあな!ひか♪明日は、
学校来いよな♪」

「分かってるよ!」


直は、ひかるの家の玄関を開けた。

「ぢゃあ、またメールすっから。」

「うん。来てくれてありがと!」

「おぅ。」


直は、照れたように
顔をひかるから反らしながら


―――ガチャ―――


ひかるの家を、あとにした。




「......バレてないよね..?」

嘘の笑顔を見せた事。

本当は、明日も学校に
行きたい何て思ってない。

今日、来てくれたのが
『直』ではなく、『ちひろ』だったら
って思ってしまった事。



「バレて..ない....よね....。」


< 36 / 52 >

この作品をシェア

pagetop