素直になれなくて
――数ヶ月後――
「おい!起きろばかっ!!」
ちひろが.布団に丸まったひかるを
ゆすっている。
「う〜もぉちょっとぉ〜〜グゥ・・・」
ぶちッ
ちひろが切れた。
バッチーンッッ!!!
ちひろは、ひかるの
頭をおもいっきし叩いた。
がばっ
「いったぁぁ!!」
ひかるは、あまりの
痛さに飛び起きた。
「女の子だよ!!
もっと優し」
「なんでもいいから早く準備しろ!!
新入生が遅刻したら
シャレになんねぇぞ!!」
ちひろのキレぎみの声に掻き消された。