素直になれなくて
「204、205、
208、210、212……。」
バッとひかるの方を見た。
「合格…した……のか…?」
「うん!!!!」
「まぢか!!!!やったな!!!ひかる!」
「うん!!もぉすぐ
ちひろと、同じ高校だよ!!」
「俺の勉強の教え方が
上手かったおかげだなッ!」
ちひろは、踏ん反り返り
ひかるの頭をグリグリと撫でた。
「違うって!うちの理解力が
恐ろしいほどにすぎゅれて…あ…。」
「ブハッ!!」
「ふっ…普通あそ…あそこの部分で
か…かむ…噛むか!?アハハハハ!!」
(は…恥ずッ!!)
「ヒ〜ヒッヒヒ〜ヒ〜!!
すぎゅッ…すぎゅれて!ヒ〜」
「わ…笑いすぎ〜!!」
ひかるは恥ずかしすぎて
赤くなった。