妖精になったお姫様

忘れ





そう聞いた途端に-…



ガシッ…



「俺を忘れたのか?…こんな綺麗な姿して…俺の前に現れたのに…」


腕が…強く掴まれて…る。



痛い。



必死にそういう言葉を言われても



あたしは


わからない。



「あたし、自分の名前も貴方の名前もわからないの」








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