with 2人の居候
「変装、」
私の目をじっと見ながらそう答えた奏斗さん。
「それぐらい見れば分かりますって。
理由ですよ、理由」
昨日は自分の容姿にとてつもない自信を抱いていたから・・・・・・,
むしろ学校でも大層モテモテな生活を送っていると思っていた。
あらためて見上げると、キモチ悪いぐらいの真っ黒な髪。
しかもボサボサ。
(これは確実に寝起きの状態の人に似ている。)
「家帰ってからいうから、な?」
そこまでして聞きたくないからいいんだけど・・・・・・。
「あっそうですか」
じゃ、と階段のほうに向かうと・・・・・・、
「ちょ・・・・・・、」