with 2人の居候



「離してッ!!!」



鳥肌がたつ。

悪寒が・・・・・・!!!!



そんな私を無視して、奏斗さんは頭を撫でる。


優しく、優しく・・・・・・。



奏斗さんの甘い、男の匂いが鼻につく。




「環南、」




そう呼ばれた。


だけど私はそれに答えることができなかった。





甘い、匂い。


優しい、手。


艶やかな、誘うような、声。




ふわっと浮かんだように、

私は意識を手放した。





< 51 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop