with 2人の居候




2人・・・・・・?


恐る恐る振り向くと、男が2人いた。


「うぅ・・・・・・」


2人だったの・・・・・・。

先に言ってよ・・・・・・。お母さん。





リビングのテーブルの周りに座った。


向こう側に男の人2人。

こっち側に私。



「えっと、まず、俺。片桐咲斗です。よろしく」


礼儀正しそうな男の人。

だけど、胡散臭い笑顔が気に入らない。


ボサボサにしか見えない(多分セットしてある)髪にばかり目が行ってしまう。


「片桐奏斗、」


咲斗さんの横に座っている、不良。

学校にもこんな感じのカッコつけてるヤツらいる。


茶色で無造作な髪。


ため息が出た。



「古橋環南です」


普通にそういうと咲斗さんは微笑んだ。



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