with 2人の居候
「お邪魔します」
「あ、その声はっ!!!」
リビングのほうから大きな声が聞こえ、ガチャと勢いよく扉が開いた。
「環南ちゃぁぁん!!!!」
「うぐっ」
すずママの熱い抱擁。
毎回のことながらなかなか慣れることができない。
「お母さ~ん、環南が死ぬ・・・・・・」
「大丈夫♪」
うふ、とすずママは笑った。
相変わらず若々しい・・・・・・。
「今日は環南と大事な話があるんだから返してっ!」
駄々をこねた子供みたいにすずがいうと、渋々すずママは私を解放した。
「んじゃ行こうか」
すずのあとをついていく。