with 2人の居候
奏斗さんはニヤッと怪しい笑いを残した。
「部屋は2階の手前の部屋2つ空いてますんで、ご自由にどうぞ」
私がそういうと咲斗さんは軽く微笑んで、
奏斗さんは興味なさそうに階段を上がっていった。
「あ、あと食事に好き嫌いあったら教えてくださいね」
階段を上っている2人に声をかけると私はリビングに戻った。
「まじ・・・・・・、ざけんな・・・・・・」
男臭い!!!
匂いが無理!!!
キッチンにある消臭スプレーをそこらじゅうにかけ回る。
同じ家に男がいると思うだけで悪寒がする。
「よし!」
フローラルな匂いでいっぱいになった部屋に満足し、
消臭スプレーをしまった。