絆~いじめられても~
「なによ」

真弓は女子たちをにらんだ。

「ま、真弓、やめなよ」

私はすぐ真弓を止めた。
だけど…

「あんたたち、うるさいのよ。もっと小さい声で話してよね!」

真弓は誰にでも聞こえるような大きな声で女子たちに言ってしまった。
すると、女子たちはぞろぞろと廊下へ出て行った。
私は、なにも起こらなくてよかった~…と思いながらも、少し言いすぎじゃないかな…と思っていた。

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