絆~いじめられても~
―次の日。
私が家を出ると、家の近くに由梨ちゃん、優子ちゃん、真織ちゃんなど、5,6人の女子がいた。

「どうしたの~?」

私はその女子たちに近づいた。

「あっ!!苗!今日さ、一緒に学校行かない?」

優子ちゃんが言った。

「え?もちろん、いいよ!」

私は、少し弱気なのに、強気の女子たちと一緒に学校に行けるのが、嬉しかったんだ。
でも、もし一緒に学校に行かなければ、2人とも気づつかずに済んだかもしれないのにね…

学校に着いて、真弓の下駄箱が目についた。

「え…!?」

真弓の下駄箱には、ごみがたくさん入っていた。

「・・・ねえ、苗も参加するでしょ??」

由梨ちゃんが言う。

「真弓のいじめ…」

優子ちゃんも…
私と一緒に登校してきた人たちは、にこにこしている。

「もちろん、誰だっていじめられたくないものね」

真織ちゃんも続けて言う。


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