キケンな生徒会サン!?
 あ、やばい・・・。さっきは、緊張しないとか言ったけど・・・みんなの目がこっち向いてるのはやっぱり・・・緊張しちゃうよー。


 でも、やらなきゃ!!!


「えっと、その、おはようございます。今日から、生徒会の新メンバーとして加わることになった平坂祐麻です。」


 あ、無事挨拶出来た・・・・・?


 安心したけど、みんなはまだざわついたまま。


 あたし、変な事言ったかなー???


 あたしの心を悟ったらしく、川瀬怜が


「彼女は、とても明るく、優しい人です。どうかみなさんも受け入れてあげてください。」


 とフォローを居れる。


 でも、あたしアイツに優しいなんて一言も言われた事ないんですけど・・・。


 ま、みんなが認めてくれるなら良いけど・・・。


 なんて、考えていると川瀬怜が近寄ってきて


「お前もヨロシク、とか言えよ。」


 と耳打ちしてきた。


 あ、そりゃそうか・・・と思い


「どうぞ、よろしくおねがいします。」


 と頭を下げる。


 すると


-パチパチパチ


 と拍手の音が聞こえた。


 この学校では、拍手は認めた証だった。


 つまり、あたし・・・みとめ・・・ら・・・れた・・・・???


 生徒会メンバー全員があたしの周りへ来て


「これから、このメンバーで頑張って行きます!!!」


 とみんなの前で言った。


-パチパチパチ


 とまた拍手が聞こえた。


「では、次は校長先生の~~~~~~~」


 教頭が次の話に進めるとあたし達は幕の後ろへ移った。













 
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