school Love

とりあえず俺はレジの打ち方から教えた。俺が働いてる店は駅の近くのファミレスだ。


白崎は俺と一緒で接客らしい。


「ここはこの暗証番号であくから……」


「…はい。」


「レシートはこうして…」


「…はい。」


「これで一通り終わったけど…わかんないとこあったか?」


そういって俺は俯いてる白崎に聞いた。


「あ…えっと……はい。わかりました…」


と曖昧な返事が返ってきた。


………こいつ絶対分かってねぇだろ…



「わかんねぇならもう一回教えてやるよ?」


そういって俺は白崎の顔を覗きこんだ。



そしたら白崎が、


ズササッと後ろに下がった。



「どした?」


なんだ?どうしたんだ?



「あ…えっと…その………」


その時俺はあるひとつの考えにたどりついた。



「お前、ひょっとして男嫌い?」









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