教室バロック
「 犬がしんで
クウヤ、ずっとそばにいてくれたって
でも何だかすごく、その日から
一緒にいると、いらいらして
不安で
他の人と遊んでる時は
全然そんなきもちにならなくて
クウヤもいつか、ヒメみたいに
自分の前からいなくなる
それを目の当たりにするのが
自分は一番こわかったんだって
今、気がついたって 」
「 ――― ルウ 」
「 うん 」
「 もういい ――… 判った 」
「 うん 」