仮想世界に生きる少年
4. 能力
『infinite information』
別名が『仮想世界』
このゲームはただのRPG。
内容は単純に敵を倒して装備を強くしてどんどんレベルを上げるもの。
ストーリーも面白い。
ただ、時間が現実の時間と同じためリアルタイムでのゲームプレイになる。
このゲームは基本的に出版社が出した攻略本を見てやれば誰でも最終ボスまで進むことができるものだ。
しかし、そこからが問題だ。
最終ボスがいない。
攻略本等にも最終ボスがいないと書かれている。
つまりバグが存在していることになる。
これに対して製作者もアップロードすることができないと表明したため、誰も攻略した人がいない。
俺は自慢を言い、最高の気分で煙草を吸って吐いた。
うまい。
「ちょっと、どういうことなの。
なんでクリアできるのよ。
だってあのゲームは最終ボスがいない欠陥品のゲームじゃない」
「そこだよ。そこで他のプレイヤーはゲームを止めてしまう。
俺はやり続けたんだ」
「どうなるの。あのゲームの最後は…」
「ちょっとした映像が流れて終わるだけだ。
それよりも『infinite information』の本当のゲーム内容が知りたくないか」
「教えて」
「あのゲームはPRGじゃないんだ。
あれはシミュレーションゲームなんだ」
別名が『仮想世界』
このゲームはただのRPG。
内容は単純に敵を倒して装備を強くしてどんどんレベルを上げるもの。
ストーリーも面白い。
ただ、時間が現実の時間と同じためリアルタイムでのゲームプレイになる。
このゲームは基本的に出版社が出した攻略本を見てやれば誰でも最終ボスまで進むことができるものだ。
しかし、そこからが問題だ。
最終ボスがいない。
攻略本等にも最終ボスがいないと書かれている。
つまりバグが存在していることになる。
これに対して製作者もアップロードすることができないと表明したため、誰も攻略した人がいない。
俺は自慢を言い、最高の気分で煙草を吸って吐いた。
うまい。
「ちょっと、どういうことなの。
なんでクリアできるのよ。
だってあのゲームは最終ボスがいない欠陥品のゲームじゃない」
「そこだよ。そこで他のプレイヤーはゲームを止めてしまう。
俺はやり続けたんだ」
「どうなるの。あのゲームの最後は…」
「ちょっとした映像が流れて終わるだけだ。
それよりも『infinite information』の本当のゲーム内容が知りたくないか」
「教えて」
「あのゲームはPRGじゃないんだ。
あれはシミュレーションゲームなんだ」